志木本町動物病院

               

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心原性肺水腫について

2022.02.13 コラム



【心原性肺水腫について】

心原性肺水腫とは心臓病により心不全をおこし、それによって呼吸困難になることをいいます。わんちゃんの場合、僧帽弁閉鎖不全症という弁の異常によりおこることがほとんどです。
心臓病の初期症状はほとんどなく、疲れやすかったり寝る時間が増えるくらいです。進行してくると咳が出たり、舌の色が紫がかるチアノーゼをおこします。
肺水腫を発症すると、呼吸が苦しいため落ち着きがない、横になれず座ったまま首を伸ばして胸を拡げる姿勢をとるなどの症状を示します。
心不全から肺水腫に至っている場合、いかに早く治療介入できるかが生死を分けます。早急に動物病院を受診しましょう。
また心臓病の発見には、定期的な健康診断が有用です。年に1-2回は動物病院を受診しましょう。そこで心雑音が指摘されたら精密検査を行う事をお勧めします。

                       

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